奈良さん、SNSで台湾のコロナ対策に絶賛〜蔡総統から歓迎の手紙届く

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奈良さん、SNSで台湾のコロナ対策に絶賛(奈良美智さんのSNSから)

 台北市内の美術館で、3月中に特別展を開く予定の画家奈良美智さんが2月14日、台湾に到着した。奈良さんは、自らのSNSで「台湾の新型コロナウイルス対」について」を発信している事でも知られている人物。奈良さんのツイッターによると、そうした発信などで、台湾の蔡総統より歓迎の手紙が届いたという。

 台湾は現在、入国者に対し、2週間の在宅検疫と1週間の自主健康管理を要求している。出発前夜13日のツイッターで「素晴らしい対策です。甘んじることなく、謹んで隔離を受け入れます」と発信。到着後も、自らが体験した台湾の防疫対策を、次々と発信している。検疫ホテルに到着後は「部屋に蔡総統から歓迎の手紙が置かれていました」とツイッターでシェアした。

 奈良さんは、中華文化総会の誘いで3月12日より国立台北芸術大学関渡美術館で展覧会を開く。日本台湾交流協会主催の「東日本大震災10周年」の関連イベントの一環として。東京の森美術館で2020年に初めて展示した作品「Miss Moonlight」も今回の特別展で史上初の海外展示となる。

 奈良美智さんは1959年青森県弘前市生まれ、栃木県在住。日本の現代芸術のスターとして知られており、ドローイング、絵画、彫刻などを制作している。2000年まではドイツを拠点に活動していた。現在、欧米での評価は確実なものにしているが、今後は東アジアからも注目が集まりそうだ。