【台湾ニュース】台湾文学基地、2023年秋「レジデンス作家」発表 日本統治時代建築に宿泊

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日本統治時代から残る木造建築をリノベーションした台湾文学基地(写真:文化部)

台湾国立台湾文学館が運営する台湾文学基地はこのほど、2023年秋季の「レジデンス作家」採用者を発表した。米国、カナダ、イタリア、香港など海外の作家10名を含む42名の申請があり、審査の結果、8名を採用すると決めた。

同施設は「2021年より、文学の創作と実現を奨励し、文学のエコシステムを活性化させ、さらに台湾文学の交際交流を推進することを目的として『台湾文学基地作家駐村計画』が発足した」と説明。『台湾漫遊鉄道のふたり』の作家として日本でも知られる楊双子さんや桃園市復興区出身のタイヤル族作家の多馬斯さん、アメリカ人作家のアン・クリステンさん、李時雍さん、盛浩偉さん、鄭琬融さんなど計32名がこれまでに採用され、大都会にたたずむ静寂な日本式家屋に滞在しながら創作活動を行ってきた。

採用された作家は、今年7月から12月まで順次、日本統治時代から残る木造建築をリノベーションした台湾文学基地のうち「繆思苑」と名付けられた部屋で寝泊まりしながら創作活動を行う。

なお、滞在期間中の週末は、滞在作家が参加する公開イベントを開催する。詳しい情報は台湾文学基地の公式サイトあるいは公式フェイスブックで確認のこと。

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