台湾在日福岡留学生会が「令和5年の忘年会」を開催

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友好の絆をつないだ留学生と支援者

台湾在日福岡留学生会(林以芯会長)が12月2日に「WITH THE STYLE福岡」で令和5年の忘年会を開催し、留学を終えてすでに日本で活躍している先輩や地元の支援者を含む82人が参加した。

いつものことながら、現役の留学生一人一人が見せる爽やかな笑顔と礼儀正しさは集まった人々に変わらぬ親近感を感じさせ、日台の絆を強く印象づけた。

来賓を代表して最初に挨拶した陳銘俊・駐福岡総領事は、まず台湾の言葉で「日本で勉学の機会を与えられたことに感謝するように」留学生を諭す一方で、支援者に対しては日本語で年末の多忙な時間を割いて集まってくれたことへの感謝を伝え、世代をつなぐ「絆」のバトンタッチであるこのイベントを通じて、まだ未熟さを残す若者を支えて頂きたいと述べた。

陳総領事の説諭と挨拶

次いで山口県日台交流協会の重友剛克会長が立ち、世界を混乱に陥れたコロナウイルスをWHO(世界保健機関)に加盟を許されていない台湾だけがいち早く封じ込め、絶賛の嵐を受けたことに触れ、ここにいる若い学生の中から第2のオードリー・タンが出てくることを期待し、WHOに限らず世界を変えていく力になって欲しいと述べて、声高らかにウーロン茶による乾杯を行った。

重冨会長がウーロン茶で高らかに乾杯

その後、留学生会の一年の活動をスライドで振り返りながら会食・懇談を進める中で年あけと同時に入れ替わる新旧両会長の挨拶と決意表明が行われた。

新会長の劉怡貞氏(左)と林以芯・現会長

食事がある程度進んだ後は恒例の「お楽しみ抽選会」に移り、支援者から提供された数々の景品の当選番号が読み上げられるたびに歓声が上がったが、やはり最大の関心事は福岡~台北間の航空券。中華航空の林敬斐・福岡支店長が当たり札の名前を読み上げると、当たった学生からは喜びの声、外れた人からは落胆のため息、といういつもの風景が展開された。

中華航空の林支店長(右)からビッグプレゼントを受け取る留学生

そして最後は留学生が「朋友」を歌い、会場の人々が唱和して、和やかに会を締めくくった。

「朋友」を唱和して会を締めくくった